こんにちは、ktgです!
ホワイト企業を意気揚々と辞めて内定こそ貰ったものの、まだまだ未熟すぎて必死で修行中の者です。
これまでに正社員として働きながらも、
- 30代からプログラミングを始めた
- プログラミングスクールを複数経験
- 転職寸前で話が流れて挫折…
という事を乗り越えて、やっとエンジニアとしてのスタートラインに立てそうです。
これまでの経験から、同じく未経験からエンジニアを目指す方に何か役に立ちそうなアドバイスぐらいはできるかと考えましたので、一言!
というか長々とお伝えしますw 気になる方はゆるりとご覧下さい!
昔挫折した時に書いた記事と重複しますが、何か参考になれば幸いです
こちらがその記事 ↓
Contents
- 1 仕事しながらでもコツコツ学習を続けられるかどうかが重要
- 2 アウトプットしよう
- 3 勉強会等で仲間を作る事を強くおススメする
- 4 スクールは無理に入らなくてもOK! 入るならダメスクールに引っ掛からないよう注意
- 5 短期決戦はおススメしない。長期目線で取り組もう
- 6 ベンチャー、自社開発はハードモードになりがちなので慎重に
- 7 キャッチアップ能力、自頭、センスに自信があるなら飛び込むのが一番早い
- 8 転職活動は企業の求人サイトに直接応募がおススメ
- 9 開発会社の中の人と知り合って縁故採用が一番簡単
- 10 メンタルを害さないで健康に過ごせるかを最も気にした方がいい
- 11 向いてないと思ったら無理に転職を目指さず、別の道で活用してもいいんじゃない?
- 12 全てを捨てて目指すなら最低限凌げる貯金だけはあったら良いかも
- 13 とにかく楽しく続けましょう!
仕事しながらでもコツコツ学習を続けられるかどうかが重要
僕は思い切って会社を辞めましたが、出来る事なら今の環境でコツコツ学習を続けられるかをまず試してみて下さい。
理由は、そのくらいはできないと今後ずっと続く学習や修行の日々に耐えられない、生き残れない可能性が高いからです。
(大丈夫な人もいますが、観測範囲では少ない印象)
全然学習時間をとれないから辞めて時間を作る! という選択はあって正しいと思います。
ただ、それが日頃から時間を惜しんで打ち込んでいてもっと時間かけてやりたいからなのか、単純にネガティブな理由からきているのか、で大分変わってくるかと。
この業界に”駆け出しエンジニア”として参入する人は結構見受けられますが、無事生き残ってる人が思いの外少ない気がします。そうでないと、人手不足はそこまで深刻な問題にならないはず。
職を捨ててトライしてみたけど、プログラミングがエンジニアのお仕事がどうしても合わなかった… というのは1番避けたい状況ですので、試せる余地があるなら今の環境でトライしてみましょう。
アウトプットしよう
学んだ事をSNSに投稿する、ブログに書く、人に説明する。
なんでも良いですが、アウトプット超重要です。
何故かと言うと、
- アウトプットするにはある程度理解している必要がある
- モチベーションUPになる
- 自分の学習成果を示す証明になる
- アウトプットがきっかけで繋がりが生まれる事もある
からです。
逆に何もしない人ほど、僕の知る限りでは進捗が芳しくなかったですね..
自分で達成出来る目標(毎日の学習を呟く程度でもOK)を遵守していく姿勢が重要です!
さらに、アウトプットは後々の就職活動で”自分の成果”として堂々と示す事が出来ます。
アウトプットする習慣を身につける様、強くオススメします!
勉強会等で仲間を作る事を強くおススメする
孤独に打ち込んで成果をあげる方もいらっしゃいますが、それは生粋のエンジニア気質な人向き。
プログラミングによほどハマって、コード書いてないと気が済まない人以外は孤独が辛いはず..
特にエラーが出てきたけど相談出来る人がいない.. やる気が出ない時一緒に頑張る仲間がいない.. ..
このあたりは挫折あるあるですね。
こういう時にこそ一緒に頑張る仲間がいると、モチベーションが維持できます!
え? プログラミングをやってる仲間が身近にいない??
そんなあなたにピッタリなのが勉強会の参加です。
→ conpass atnd TECH PLAY Doorkeeper meetup などなど。
プログラミングであれば、例えば”javascript”と言語をキーワードに入れて検索。あるいは、 ”PHP もくもく会”とか入れると、初心者向けのイベントページが出てきます!
初心者向けの勉強会やSNSを活用すれば、同じ境遇の仲間を見つける事も難しくないでしょう。
(仲の良い人が出来ても馴れ合ってばかりで肝心のコードを書く時間が少なくなるのはちと微妙ですが..)
人の繋がりがあるからこその新展開もあるので、交流できる場に足を運んだり、目標が近い仲間は作っておきましょう。
スクールは無理に入らなくてもOK! 入るならダメスクールに引っ掛からないよう注意
僕自身はQUELCODEというスクールに入り、ささやかなステマもしていますが(おいおいw)、ぶっちゃけスクールに入らなくてもできる人は問題なくエンジニアになれます!
というのは、それだけ最近は学習環境が整ってきているからです。
スクールで1番重要なのは、教えてくれる講師の質というのはみんなが声を揃えて言う事実です。
教えてくれる方は、何もスクールにしかいない訳ではありません。
MENTA と言うサービスで探した方が比較してお値段お安いですし、TechCommitなら月額1,000円で独学をサポートしてくれる環境が手に入ります!
勉強会ではアドバイスをくれる親切な方も見つかる事でしょう。(ただし、教えてもらうだけの礼儀と常識は必要!)
教材も、質の良い参考書や有益な動画サイトなど沢山ありますので、そこで基礎を身につけて実務案件に近い題材をこなせば必ず力はつきます!
これらを屈指すれば、スクールに比べて相当割安!
あれ? じゃあスクールに入ってる人はなんなの?
そう思うでしょう。
実際、プログラミングスクールの悪評はかなり聞こえてきます。
有名なスクールほど質が低い・高額という声も多く上がっています(50~80万ほどの料金がかかる事も…)
教材は独自教材使い回しで質が低い、講師が卒業生のアルバイト(しかもエンジニアの経験者ですらない)、転職保証は名ばかりで保証される条件があったり転職先も・・・だったりと、散々な状況になっています.. ..
しかも、大体Googleの検索で調べて真っ先に出てくる事が非常に多い。アフィリエイトミエミエのゴリ押し記事ばかり目立つ。
なので、下手に引っ掛かるくらいならば無理してスクールに通おうと思わない方が断然良いです。
それじゃスクールに通っている人達は、皆情弱なの??
いえいえ数は少ないですが、中には料金に見合ったハイクォリティーでエンジニアをしっかり育てるスクールもちゃんとあるのです。
(良いスクールを見極めるには、それなりに情報収集する必要があります)
そのようなスクールに通うメリットとしては、
- (オフラインは)その場で気兼ねなく質問できて問題解決のヒントをもらえる
- 一緒に通う生徒や講師との繋がりができる
- レベルの高い人が多くモチベーションが高められる
- 強制力が働くので自走しやすい
- 転職に必要なツテが作りやすい(ただし一部の優良スクール以外はあてにしない事)
といった事が挙げられます。
もし自分にあった良いスクールを見つける事が出来れば、高いお金を払ってでも通うメリットは個人的にあると思いますよ!
ネット上の情報源としては、twitterではリアルな声が飛び交っているので真っ先に調べてみましょう。
勉強会などで実務経験のある人と会って、知っているか聞いてみるのも良いです。
くれぐれも「プログラミングスクール オススメ」みたいな検索ワードで引っ掛かったスクールの説明会へ行って、聞いただけで判断しないようにして下さいね!
↓ 参考になれば
https://ktg6.com/programming-school-unreliable
短期決戦はおススメしない。長期目線で取り組もう
未経験で転職となると、なぜか短期間で転職しようとする人ばかりな印象を受けます。
大体が現職に不満を持ってて、仕事を辞めて一念発起成功する! などとキラキラした転身劇を夢みて飛び込んでくるからだと考えます。
結論から言うと、時頭に相当自信があったり適性が高い人でないと僕はオススメできません!
というのは、未経験から最低限業務でなんとか取り掛かれるレベルになるまでに、センスの良い人でも恐らく400~500時間くらいはかかりそうです。
入念な準備をする場合、フロントエンド、サーバーサイド、インフラ、セキュリティーの基礎を一通り学ぼうと思ったら800時間以上はかかるかと。(あくまで体感です)
僕も実際に時間を測って取り組んでいたのですが、400~500時間ではかなり物足りない印象でした。これで実戦投入となると、環境によっては厳しい戦いになりそうです。
できる人は短時間でもスイスイ覚えて、働いた先でも業務でさらに覚えて仕事をこなせるのでしょう。が、沢山の人をみてきた経験から、そう多くの人は簡単にはいきません..
逆に内定とるまでは勢いだったり、面接担当者に気に入られたりで、すんなりといくケースも多いのです。30代くらいなら未経験から転職する事自体はなんとかなるかと思いました。
問題はその先。実際に働いてみて生き残れるか!? これはギャンブルになりがちです。
飲み込みの良さに自信がなかったりメンタル面に不安がある人は、無理に短期集中でさっと就職するよりも。
期間が長くなっても日々コツコツ学習を続けられて、長い目で少しづつ力をつけていく方が無難でしょう。
ベンチャー、自社開発はハードモードになりがちなので慎重に
これも良く聞く話です。
エンジニアの業種として、自社開発、受託開発、SESなどがあります。自社開発では流行していたり新しい技術で開発できる、社風が自由、といった理由で憧れる人が多いようです。
が、会社によっては、求められる事のハードルがかなり高くなるのも事実です。
自社開発系のスタートアップ企業は、サービスが安定するまでは少数精鋭で回す事になりがちで、1人1人が重要な戦力です。
こちらが未経験であろうがじっくり教える余裕がない事も。仕事で成果を出せない人の学習期間に、悠長にお給料を支払っている場合ではありません。
となると、ある程度自力でなんとかするしかないのです。それが難しいとなると…
叱咤暴言が多くなったり、大きなプレッシャーをかけられるというお話も少し耳にしました。
ついていけなくて病んだ人、辞めた人の話も実際に聞きますので、未経験から入社するハードルが高くなりがちという点は考えた方が良いでしょう。
(そうではない会社さんも勿論あるかと思いますので、見極めが非常に重要です)
キャッチアップ能力、自頭、センスに自信があるなら飛び込むのが一番早い
とはいえ、実戦で四苦八苦しながらコードをガリガリ書くのが1番力がつく!
皆が声を揃えて言う事実でもあります。
なので、ある程度修羅場を潜ってきた人、センスがあって飲み込みが早い人、メンタルが強くて打たれ強い人は、思い切って飛び込むのが手っ取り早いでしょう。
わざわざスクールでお金を払うより、働きながらお金をもらって実力をつけるのが、間違いない効率良いです。生き残れるなら..!
転職活動は企業の求人サイトに直接応募がおススメ
これは採用権限のある社長の方複数人に聞いて学んだ事です。
転職活動をしようと思うと、とりあえず転職サイトやエージェントを活用しようとする人が多いですが、それよりも良さそうな方法があります!
それは、企業の求人サイトから直接応募するという事です!
なぜ直接応募が良いのでしょうか? 理由は採用コストが1番かからないから!
エージェントなどを介すると、当然手数料が発生します。それを商売にしてご飯食べている訳ですから当然ですね。
そのお金が高額でして、採用者の年収1/3ぐらいもっていかれます。仮に年収300万だとしても100万はもっていかれる計算です。
これだけコストをかけても、未経験者が使い物になるかどうか、辞めないで支払った給料分の利益を出してくれるか分からないので、中々分の悪いギャンブルになってしまいます..
そうはいっても人手が足らない。将来的に成長してくれそうな人は未経験でも雇いたい! というのが多くの企業の本音です。
であれば、自社のサイトから申し込んでくれた方が、採用する時にかかるお金も少なくて済みます。
また、転職サイトやエージェントは似たような申し込みばかりで、その中から光る人材を探すのも一苦労です。
その点、意外と申し込みの少ない直接応募の方が、とりあえず話を聞こうかな〜!となる採用担当者もいらっしゃる様です。
開発会社の中の人と知り合って縁故採用が一番簡単
先ほど書いた事の続きになりますが、未経験からエンジニア転職するとなると、基本的には人手不足な中小企業が主な就職先になるでしょう。いきなり大手企業に入れる人は珍しい気がします。
と言うのも、大手はネームバリューがあるので人を募集しやすく、有望な求職者がいる中で未経験者が肩を並べて勝負する土俵としては分が悪いからです。
中小企業の就職手段としてオススメなのが、会社の中の人と仲良くなる事です。
開発会社だとSNSを積極的に使っているケースも多く、twitterなどを上手く屈指すれば繋がりを作る事もできます。
そこから話を進めて一気に採用された! というケースを最近はよく見かけます。俗にいうtwitter転職ですね!
飛び込んで話しかけられる度胸、SNSを上手く使えるか本人が使いたいかにもよりますが、確度は高い手法です!
メンタルを害さないで健康に過ごせるかを最も気にした方がいい
これは実体験でも感じましたが、エンジニアの仕事はメンタルにダメージを受けやすい職種でしょう。
というのは、
- 実務では必ず納期があり、時間内に一定の成果を上げる必要がある
- 分からない、詰まった時も当然なんとかしなくてはいけない
- 中には(駆け出しエンジニアクラスの)自力では到底解決できないレベルの問題も混ざっている
- ゆえにプレッシャーや無力感を感じて挫折する人、病む人が多い
と感じました。
さらに、いついつまでにできるできないの判断も経験が浅いと上手く見立てられず、状況によっては仕事の分量を見誤って厳しい事になる事もあるでしょう。
ですので、タフに過ごす為如何にメンタルを害さないかが重要です。メンタルさえ保てれば、徹夜続きとか休みが全然ないとかいう状況でもない限り、勉強を続けられてきた人は乗り越えられるかと。
また、エンジニアの開発業務は基本デスクワークなので、座っている時間が長くなりがちです。
運動面でも健康不良になりやすいので、意識的に体を動かすなど健康管理にも気を遣うのが良いでしょう。
向いてないと思ったら無理に転職を目指さず、別の道で活用してもいいんじゃない?
責任感が強く真面目な人ほど鬱病になりやすいというお話はよく聞きます。
時間がかかってもいつの日かエンジニアとして活躍できれば良いのですが、人間何事も向き不向きはあると僕は考えます。
どうしても飲み込みが遅い、やっていて楽しめない、辛い、キツイ、辞めたい…
そんな感情ばかり溢れるならば、無理にプロのエンジニアを目指さなくても良くない? と思うのです。
プログラミングで培われる能力は、必ずどこかで生かせる余地がある汎用性の高い技術です。
PCを使わない仕事の方が少ない現状ですし、簡単な知識でも知っていれば異業種でも重宝される場面が多々あります。
企業のシステム部門やヘルプデスク、PC担当といった職種も目指せるでしょう。
これらの道も、立派にプログラミング技能を活用できる進路と言えます。
趣味として何かを作る事だって出来ますし、教養として日々進化する技術を追うのも面白そうです。
自分の心身を蔑ろにしてまで無理して打ち込む必要があるとは、僕は思えません。
何が何でもプロのエンジニアになりたいのなら別ですが、実際にやってみた経験から検討してエンジニア以外の道へ進むという判断は、逃げではないと思います!
全てを捨てて目指すなら最低限凌げる貯金だけはあったら良いかも
ここまでのお話を聞いて、なお目指すという本気度の高い方を僕は応援したいです!
エンジニアを目指す上で、技術書やら(人によっては)MacBookの購入やら、結構お金がかかります。
なので、ある程度食いつなげるだけの貯金はあったほうが良いかもしれません。
人によりけりですが、具体的には半年〜1年間は無収入でも食いつなげる額は欲しいところ。
というのは、何かあった時にトライアンドエラーができるからです。
やはり、お金があるとできる事が増えますから。
とは言え、貯金に気を取られて自己投資が満足にできないと本末転倒なので、バランスをみて判断すると良いです。
いざとなったらお金は稼げばいい!、すぐ稼げる!という方は、貯金が全然なくても構わないと僕は考えます。
とにかく楽しく続けましょう!
最後に1番言いたいのはこれです!というか自分に対してもですね。
僕はかなりの多趣味人でして、様々な業界のプロを多数みてきたのですが、結局打ち込んできた時間が圧倒的に長いんですよ!
なので、どのくらいの時間をかけて打ち込めるかどうかが1番大きいです。
短期間で高い目標を達成したいなら、当然それなりの量をこなす必要があります。
それなりの量をこなすのには、継続する事が絶対条件。無理なく継続するには楽しむ事がとても重要です。
ところが、時間をかけて量こなす必要のあることを分かっていない。あるいは事実を教えていない事が多いんですね..
3ヶ月でエンジニアとか、半年で誰でも稼げるとか、最近では4週間でエンジニア?
いや〜そんな短期間でみんなポンポンエンジニアになれてるなら、苦労してないですよ。
3ヶ月でプロボクサーになる! っていう”ガチンコ” ってTVが昔あったのですが、あくまでTVの企画でなれる人もいた事はいます。が、一般的にはどう考えても無謀でした。
プログラミングを学んでプロのエンジニアになるのも同じだと思います!
だから、短時間でなれる一握りの優秀な人はそのまま突っ走ればいいし、そうでない多くの人は中長期的に取り組めば良いかなと僕は考えます。
以上長くなりましたが、一応30代で運良く内定を頂けたどこぞの者からの一言でした!
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