こんにちは! ktgです!
ブログ自体、エンジニア転職してから触る余裕もなく、しばらく完全放置しておりました・・・
2019年9月に転職して最初は問題なく働いていたのですが、コードを書く案件にて大きな壁に阻まれます..
自力では全くコードが書けない… 分からない事が分からない状態・・・
急遽納期遅れが告げられて、、 結局自分達で乗り越えなくてはいけない状況
土日と睡眠を削りに削った末のプルリク。からの社会保険反故の業務委託契約月2o万固定という労働契約…
と、苦楽の2ヶ月半を過ごした末にとうとうブチ切れて労基署行って話を聞いた結果、即日会社を辞めてしまったのです。
という事で、未経験から転職自体は成功したものの、盛大に散った35歳無職の体験談を面白可笑しくお伝えします!
長くなりそうなので、前編の無茶振り開発編を2つに分けて、さらに後編の労基特攻編とに分割しました。
未経験から転職を考えている方々に自分と同じ失敗をして欲しくないので、良かったらぜひ参考にして下さい。
Contents
転職した時どういう状況だったか?
僕の転職時の状況をまとめますと、
転職した時の状況
- 受託開発会社にWebエンジニアとしてトライアル(フルタイムアルバイト)採用
- 何人か同じく未経験入社の知り合いがいる
- 11年勤めた機械メーカーを6月に退職
- 7月からWeb制作・デザイン系の職業訓練校に入校していた
- プログラミングスクールで12月頃から働きながらずっと学んでいた
- 他にマーケティング会社からも声がかかり入社しかけたが断った(6月〜8月頃)
という状態です。
会社側
- 立ち上げ3年目の受託開発会社
- 案件が安定してきたので未経験エンジニアを採用する余力が出てきた
- 現状ハイスキルのエンジニアばかり
- 文化の再構築の為に未経験レベルのエンジニアを採用してバランスをとりたい
- 5名〜7名ほど採用予定
- これまで未経験レベルや新人は採用経験がなく、ほとんど人の紹介で採用
という事情で、新人を入れて育てていこうという目論見があったかと推測されます。
2ヶ月半でやった事
これまでやった事を振り返ります。
- サイト移設(レンタルサーバー → AWSへ)
- API開発(Laravel+vue.js)
- ソーシャルゲーム運用(先輩に教わりながら)
- 大型案件のデバッグ業務
という事を経験してきました。
不慣れや力不足でもたついたりする事は都度ありましたが、大体の業務は特に問題はなかったのです。
そう、一つのエライプロジェクトを除いて…
なぜ会社と揉めたのか..?
端的にいうと、いくつかの不満が爆発して労基署へ行き、話を聞く内に会社への怒りが沸騰して辞めてしまいました。
僕も一応法学部卒で公務員試験でも法律の学習をしてきた身。
労基署に行くというパワーワードが出てくるほどには、これはちょっと・・・という状況に陥りました。
という事で、入社から退職までに至った流れを順に説明します!
地獄のプロジェクトの始まり
話を紐解いていく為には、先ほど挙げたエライプロジェクトについてのご説明が必要なので最初に話するよ〜。
会社では社長の指示の元、軍隊式のような合理性と数値評価をとことん追求した〇〇メソッドという手法が適応されていました。
社長から、今月の期待値は〇〇1つやりきる、〇〇2つこなす。という目標のようなものが降りてきます。
そこまでは、まぁ他の会社でも当然あるでしょうし、何ら珍しい事ではありません。
今回、サイト移設タスクとAPI開発を月に1つずつやり切るように指示が与えられました。
サイト移設の方は、先行して入社した方が担当されており、進め方や質問、相談がしやすい環境。
スクールでインフラやlinuxのカリキュラムをこなしてきた事もあり、こちらは大きな問題もなく達成。
問題はAPI開発の案件です。
PHPやCakePHPは勉強してきたけど、Laravelは全くの初めて。
API開発とは? という状態です。
このプロジェクト、そもそも元請けは取引先の開発会社さんでして、僕らの会社は助っ人的な立ち位置で関わっていました。
つまり、API開発を取引先含む会社のチームで行い、詳しい仕様は取引先だけ知っているという状況。
9月冒頭に1度全体で集まって説明などがされましたが、当然話にあまりついていけません。
仕様書はswagger ? REST API? POSTMANを使う? PRやタスク管理ツールに関するルール?
予備知識が全くなかったので、耳に入った情報をメモしてひたすらググって調べての繰り返しです。
質問をしようにも分からないことしかない状態なので、まずググって最低限の知識を入れないとまともな質問もできない状態です。
それぞれAPIのチケットが管理ツールに割り振られていますが、そもそも仕様書ってどれだろう?
とりあえずAPIを1本開発しなさいという事と、打ち合わせで得た情報以外、何も与えられずにスタートしました。
飛び込まされたプロジェクトを目の前にして
dockerでの環境構築を何とかこなし、プロジェクトのソースコードをみてみる。
なるほど! 分からん…!
1mも自力でコードを書ける気がしない…
さて、エンジニアとしてコードを書くというのは成長する為にも1番重要な業務。
社長から指示が降りてる以上、避けて通る訳にいきません。
しかしながら、9月の半ばから着手して1本こなせる気が全くしない・・
どうしたものか… まずはプロジェクトのslackを周回する事にしました。
これが仕様書? 7月からのslack専用チャンネルにヒントとなる情報がないかな? これは参考になるかも。
大体3週はしたでしょうか。色んな情報物も手に入り、開発に必要な最低限の流れは掴めたので、slackで確認。
一応正解との事でしたので、いよいよ初めてのコードを書く開発がスタートです!
ただ、チケットが先方の仕様確認待ちだったり、先輩方がテキパキ終わらせてしまった事もあり。
空いてるAPIのチケットがほとんどなく。
たった一つだけ残っていたAPIに取り組むしか選択肢の残されていない僕は、とにかく着手する事に。
このことが後々大きな爆弾となってしまうのでした。この段階で9月最終週でしょうか。
メンター不在で進捗が全く出せず途方にくれる日々
まずはひたすらソースコードを読む事と、エクセルで作られた仕様書に値するものの理解、swaggerを読み解く事から進めました。
が、難しい・・・ 求められている仕様も訳が分からん
何となく書いてある意味合いは推測だけできるけど、人が書いたソースコードを解説なしで読んで理解するのがここまで難しいとは…
各所で使われているforeachの意味合い、DBファサード、Auth::user()、クエリビルダーの羅列、長々としたcsvに関するコード。
フレームワークはCakePHPをスクールで教わりながら教科書周回こそすれど、3ヶ月くらい間が空いてしまった状態です。キオクカラヌケテシマッテイル。
そもそもlaravelを体系的に学んでいないので、基本中の基本すら分かっていない…
これはまずいと慌ててかの有名なLaravel初心者向け青本を片手に取り組むも、それだけでは全然足りない・・・
このまま時間を溶かしてはまずい…
ちなみにこの案件、社員の方は一切関与しておりませんw
いるのは強強なリードエンジニアさん(法人を持っていて業務委託契約)と、同時期に案件着手したフリーランスエンジニアさんのみ。あとは取引先の開発会社さん。
社長からは、一応強強エンジニアさんに聞くように言われていましたが、そもそも聞きづらい状況です…
もちろん聞けば教えてもらえますが、できるエンジニアにとって初歩の質問レベルだと、これググって調べて。この通りに作れば良いでしょうで終わり。
社内で受け持つプロジェクトのインフラも全部担当しているハイレベルなフルスタックエンジニアさんなので、超忙しそう。
十分に知りたい事を聞き切れてないけど、相手に悪いと思って早めに話を打ち切ろうとすると、むしろ喜んでいるような・・・
聞きづらいと思ったきっかけは、入社前の面談があった日に行ったdocker環境構築です。
見事詰まってしまい。その人が手順書を作っていたので聞きにいったのですが、タイミング悪かったのかめっちゃ機嫌悪く対応された事もあり。
とにかく質問するのに気が重い・・
社長曰く、〜さんは人に教えるの上手いし好きだから大丈夫だよ!
違う、違うんだ・・
腕の立つエンジニアさんが詰まってする質問の回答と、チョットデキルエンジニアさんからしたら、これくらい知ってて当然でしょ? という初歩の内容の質問で、恐らく反応が全然違う…
そもそも彼に我々新人を初歩のレベルから育成する義務も義理もメリットもない。
という悩みも社長には一切伝わりません。。
社内で気軽に聞ける人不在で、自走も全然出来ない状況。週1の状況報告会で社長に自走は正直厳しいです… と言っても、
悩む時間も必要! 俺もエンジニア目指してた時一切書けない時期があった! 頑張れ! 的な感じで流されておしまいです。
できるエンジニアはガツガツ開発を進められているのに… 自分は無能だ、、と進捗が出なくては給料泥棒な自分を振り返って落ち込む日々の繰り返しでした。
以上、長くなってしまいましたので、一旦ここで話を切って続きは”その2″で続けたいと思います。
ここからが架橋に入りますので、ぜひ続きをご覧下さい〜!
↓ 続きです