こんにちは。ktgです!
Unity , JAVA , その他合わせてプログラミングスクールを4ヶ所受講した過去があります。
2年前はガチで転職を志していましたが、寸前で話が流れて心が折れ、給料的に自立が厳しいと一旦諦めたヘタレ者です..(転職するする詐欺ですが、わりと最近ガチでジョブチェンジするか否か毎日のように悩んでます.. ..)
最近、プログラミングスクールの過大広告やアフィリエイト目的の煽り記事が”個人的に”目に余ってひどいと思いまして。
紹介されたプログラミングスクールが噂通りの評判良い、利用者が満足するスクールだったよ!
実体験から役立つ情報を事実として記事にして伝えて、参考にしてもらったよ!
てな具合なら平和でみんな幸せなのですが、実態は闇が深い…
僕みたいな挫折半端者で、なんの発言力も配信力も持たない人間が言っても効果は薄いのですが、それでも実際にスクールを経験した者として、
この問題を何とかしたい! と考え、記事にする事にしました。
その名も、
「プログラミングスクール オススメ〜選系の記事を信用してはいけない理由」
です!
IT人材の不足が嘆かれる昨今、プログラミングに興味を持ち、スクールに入ってエンジニアを目指す人が増えるのは良いことです。
が、そんな風潮を利用して、お金儲け優先で煽った記事でスクールに誘導する人。
藁にもすがる想いでスクールを受講しようとしている受講生がこぞって不満を露わにするほど、◯ソな対応のスクール。
金・金・金で、スクールに入る人の後先を考えないケースが多いのです..
だからといって、特定の個人やスクールを批判して炎上とかは全く望んでなく、僕自身も偉そうに物申せるできた人間ではありません。
あくまで経験者のイチ意見として、「これからプログラミングを学びたいのでスクールを検討している」という方の参考になれば幸いです!
Contents
「プログラミングスクール おすすめ」で検索して分かる事実
論より証拠。まずはGoogleで検索してみましょう!
「プログラミングスクール 検索」っと。
検索結果から出た記事については、あえて説明は伏せておきます。
大抵没個性でどれもおんなじような事が書いてある気が…
この1ページ目に出てくる記事をみただけでも、パッと分かる特徴があります。
- 大抵複数のスクールを載せている
- リンクがアフィリエイトリンク(idとか長い数字の羅列)
- 未経験から転職! 即戦力! 独立!と謳っている
それぞれ検証してみます!
なぜどの記事も複数のスクールを載せているのか?
これはSEO対策とアフィリエイトの収益確保が理由に挙げられます。
※すごいざっくりSEOについて説明します。あくまで参考程度に。
Googleの検索結果画面(SERPs サープス)は、順位づけられて上から順に並んでいきます。1ページ目に入りきらない記事は2ページ目、3ページ目と後ろのページへ回されていきます。
当然1ページ目の一番上に記事があると、多くの人から一番みてもらいやすいわけでして。
その検索順位を上げるためのマーケティング手法が、一般的にSEO(Search Engine Optimization)と呼ばれています。
この検索順位、決定するのはGoogleの独自アルゴリズム(コンピューターの計算方法)なのですが、本当に様々な要因が複雑に絡み合っていて、おおよそ200以上のシグナルがあるとも言われているようです。
実際に調べたいことや知りたい事があって、検索する、というシチュエーションで考えてみましょう!
検索するユーザーは、出した質問(検索)に対する答え(情報)が欲しいのです。
天気が知りたければ、「天気」。
新橋のランチを調べたければ、「新橋 ランチ」。
可愛い彼女とのデートスポットを探したければ、「東京 デートスポット」。
イルカの消し方を聞きたければ、「お前を消す方法」と打ちますよねw
そのようなユーザーのニーズを満たす記事が評価され、結果として上位にあがるのです。(ただし現実はそうすんなりといかない…)
“プログラミングスクール”であれば、スクールの紹介記事が出てきます。
1つのスクールだけの紹介より、他のスクールと金額とか授業内容とか見比べられると、より分かりやすいですよね〜。検索したユーザーの知りたい、役に立つ情報が詳しく掲載されているサイトは誰もがみたことがあるはず。
それが”網羅性”と呼ばれるものです。
ユーザーの役に立った(と思われる)結果、被リンク(他のブログでリンク付けて紹介してもらうとかブークマークされるなど)やSNSでの拡散などを経て、
広く多くの人に読まれ、有益と思われた記事が結果として検索順位が上がるようになっています。
なので、検索結果の上位にきてる記事のほとんどが複数のスクールを紹介しているのです。
さらに、複数あればどこかに登録してもらいやすい。
1箇所だけだったら、なんか合わなそうだからや〜めた。となってしまうこともありがちですが、20~30紹介していれば、どこかに当たる可能性は上がります。
さらに先ほど説明した網羅性も満たせます(とはいえ冗長化は実は良くないのですが…)ので、一石二鳥でこのような記事ばかり量産されているというカラクリです。
サイトのリンク経由でユーザーが登録すると、サイト運営者には紹介料金が収益として入ってくる。これがアフィリエイトの仕組みです。
スクールリンクがほぼほぼアフィリエイトリンクだった件
これも1ページ目だけですが、全てみました。
10記事ある内、8記事がアフィリエイトリンク盛り盛りの記事内容でした。
(1記事は完全に紹介のみ。1記事は404)
画像は実際にあったリンクを貼り付けたメモ ↓
僕個人的の考えでは、アフィリエイトリンク自体がいけないって事ではないと思うんです。
※こんな記事書いといて何ですが、GoogleAdsenseを一番メインにガッツリつかってますし。(広告が邪魔だったら本当にゴメンなさい… 労力かけた分収益になると正直嬉しいです)
僕も自分が買った物やサービス、本とかの感想、体験談的なもので、これイイな! と思ってオススメできるものにはアフィリエイトリンクつけてます。(参考用にさりげなくつけたりもしますが、それはその旨注意書きはするようにしています)
というのも、どの企業も広告を出してサービスを認知してもらいたいですし、情報を魅力的に伝えるにはどうしてもお金や労力が必要な訳で。
それを無償でやるのは物理的に厳しい..
なので、広告を依頼する側は広告を作ってくれる人に対価を払い、広告を請け負う側は手間暇かけて商品の魅力をPR。成果が出たら相応の賃金をもらえる。
ユーザーは欲しい商品・商材を知る機会を得て、手に入れたり利用して満足する。
こうしてみると、みんなwin-winな関係ですね!
しかし、プログラミングスクールに関しては料金が高額かつ、受講後の不満が多い… という残念な感想をよく目にしてしまうのが現実です.. ..
企業側は売りたいがために、お金で釣ってPRさせる。アフィリエイター側はお金儲けしたいがために、煽ってスクールに入れさせるように誘導する。
結果、高額をかけてスクールに通ったのにそれに見合う結果が得られなかった人が損をする…
(損だけならまだしも、会社辞めるほどのリスクをとって失敗すると目も当てられません…)
という流れになってしまいます。
なぜプログラミングスクールの評判が良くないのか?
最初に言っておきますが、プログラミングスクール自体はどこも基礎から必要な事を教えていらっしゃると思いますし、下手に独学オンリーで挫折するより、スクールで 人からしっかり教えてもらった方が良いという人も多いです。
受講内容についてはホントピンキリなので、重要ですがここでは触れません。
〜追記〜
すごく悪い実体験では、講師がそもそも質問に答えられず、結局自分で書籍を買って調べたという身も蓋もない事実があります… それも某有名スクール。有名スクールほど気をつけましょう…
一番問題なのは、過大広告と就転職の斡旋にあると言えます!
よくみかける誘い文句が、
- 短期間(数ヶ月)でプログラミングをマスター
- 卒業後、フリーランスで独立
- 未経験から華麗に転身
- 給料400万~600万
みたいな文面です。
実際にいることはいらっしゃいますが、限りなく確率は低いというのが事実です!
短期間でプログラミングマスター??
本業エンジニアがどれだけの時間をかけ、知識を積み上げて戦場で戦っていると思ってるのか?
フリーランスで独立??
たった数ヶ月でいきなり受注→納品→アフターフォローやエラーが生じた時のデバッグまで、独りでバリバリやれるとでも?
未経験から華麗に転身??
確かにいる事はいるが、大抵が高学歴エリート(旧帝大卒ネイティブハイレベルキャリアとか)で、とても万人では太刀打ちできない方々。収入でみたら上位5%以上のキラキラしたお人ばかりだったけど…
給料400万〜600万??
未経験から転職した人のスタート時は実家暮らし率、シェアハウス率がかなり高いぞ。(都内がそもそも家賃・物価高いから、あえてそうしてるという人も多いけど)。都内で一人暮らしして自立するとかなりカツカツなレベルだと思う。下手するとアルバイトレベル..
耳障りの良い言葉で誘ってはいるのですが、現実はものすごく厳しいのです。
スクールに入る前はキラキラした未来だけ誇張して、実際にプログラミングを始めてから段々と厳しい現実に気づきます。
批判の声が後を絶えない一因になっているのですね。
そもそも複数のスクールにそんな通う人いるの問題
アフィリエイト目的であろうとなかろうと、ユーザーにとって有益な情報を提供していれば問題ないかと思うのです。
ところが、検索結果上位の記事にあるのは、大抵が表面的な紹介文のみ。
当然、ネガティブな事実はまず書いていません。
学べる言語や料金、受講方法、カリキュラムなどを分かりやすい一覧で比較できるのは大変便利だとは思いますが。
本当に知りたいのは、実際に通ってどうだったかという実体験。そこから分かる事実、感想を知りたくないですか?
実際に通ってた! 実態はこうだったよ〜。こんなスクールだよ〜!!
っていう実話に基づいた体験談は信憑性あるんですよ。
だって経験した本人の口から言ってるのだから、一番参考になります。
しかしながら、通ってた訳でもない人がお金欲しさに表面的な情報の羅列で紹介していたとしたら、はたして信用できるのでしょうか。その情報!
そりゃ自分のリンクから購入されたらお金もらえるんですから、悪意ある人は悪い事を伏せてゴリ押しします。
受講生がその後どうなろうと、関係ないのですから。
そもそも、高額なプログラミングスクールを相当な時間かけて何ヶ所も通うって、狙ってレビューする人以外はまずしないと思うのですよ。
何十ヶ所のプログラミングスクールを並べられたって、実際に通ってもいない人がゴリ押しするって怪しいでしょう。常識的に考えて。
あったとしても、せいぜい4~5ヶ所で言語もバラバラとかが関の山かと。
〜追記〜
僕のスクール歴は1Dayキャンプ入れると、ちょうど5箇所でしたw
Unity
・某大手の1Dayキャンプ (3万円! )
一言:今考えると高い…
・マイナーな秋葉原のスクール(54時間くらいで18万!)
一言:講師はほんと良かった!(もういないっぽい..)
発表会あるある詐欺してた以外は割と良い
JAVA
・実家近くの個人経営スクール(月12時間までで月謝1万円!!)
一言:かなり安い!! が、Linuxで予約制なので融通が効かない..
Web系
・ブログ辿れば人は分かるはず(転職話きたので前期で辞めて5万円)
一言:前期だけでも5万はお得だった!
卒業しておけば良かったけど、会社辞めて打ち込む人と張り合える気がしなかった
し、仕事忙しいと無理ゲーなのでこれで良かったかも!?
プログラミングスクールの闇を少し紹介
事例を簡単に紹介します。
例えば、アフィリエイトの否認率で話題になった件
テックキャンプw
僕のブログでも扱ってるんだけど、22件中20件却下っていう状況ですw
ほぼ確実にデータ操作してると思うけど、もしこれが正しいデータだとしたら22人中20人が「入金確認後のキャンセル」を行なってることになる。
それってスクールとしてどうなのかって話になりますよね… https://t.co/H2dtv27k57— 迫 佑樹/プログラミング講師 (@yuki_99_s) 2018年8月17日
まぁ正直プログラミングスクールのアフィリエイトプログラム自体死滅して欲しいと思ってるので、この件は別に構いませんが…
こちらはドン引きでした。。
さらに、最悪の対応…
侍エンジニア塾、流石だなぁ…。
前の自分のブログ見て「著作権侵害だ!」ってGoogle検索に引っかからないように申立してる。https://t.co/jclSAKFM6B
いわゆる都合の悪い記事を隠蔽する逆SEOですね。
そもそもWebで公開していた内容を引用してるのに著作権違反て…w
すぐこういうことするもんなぁ。 pic.twitter.com/oC3eLV5WLc— 井上慎也@WEBエンジニア (@ino_dev) 2018年10月23日
その後、謝罪。
https://corp.sejuku.net/news-181025/
ひとつ誤解しないで頂きたいのは、良心的にプログラミングを教えたいと誠意も持って運営されているスクールもあるのです。(上に挙がったスクールがすごく良かった、自分に合っていたという方だって絶対いらっしゃいます。)
ただ、そういったスクールが目立たず、有名スクールがことごとく悪い話題で騒がれてしまう。しかも、大体「プログラミングスクール」で検索したら上位で紹介されている。
という所が、誰がどうみてもまずいと思うのですよね..
スクールに入ろうとする前にやった方が良いと思う事
エンジニアになった訳でもない僕が説明するのもおこがましいですが、僕がオススメの手順は、
- プロゲートなどの初心者向け学習サイトで体験する
- 好評な入門書を一冊こなしてみる
- 初心者歓迎の勉強会(もくもく会)に参加して分からないところを聞いてみる
- 人に聞けない場合、テラテイルやStack Overflow (要英語力)で質問する
- 何か作りたいものを作って公開してみる(ブログやQでアウトプット)
といった流れです。
※アウトプットはQiita(エンジニアリングに対する知識を記録・共有するサイト)がメジャーですが、敷居が高いということであれば、Qrunch(クランチ)がオススメです!
ちなみに僕は今WordPressに集中して日々学習・制作をしていますが、上記の流れとほぼ同じことをしています。
(月2回以上はWordPressの勉強会に参加して不明点などを聞いたり、逆に教えられる事は説明しています)
大体の人は、環境構築やらタイプミスの箇所が分からなかったり、デバッグできなくて詰まります。孤独だと正直辛い…
時間をかけても解決できず、無力感を味わって挫折するパターンは枚挙にいとまがないので、誰か相談できる人がいる環境に飛び込むのです。
もちろん教えてもらうのであれば、最低限自分で調べられるところは調べて、人様から貴重な時間と知識と労力を頂くという意識で、不快感のないように質問してもらいたいです。
ぶっちゃけ、僕が行ったUnityのワンデーキャンプ(3万円)と全く一緒の事を、無料の勉強会で教われました!
とはいっても毎回参加するのも難しかったり、質問がしずらかったり、狙った勉強会が開催されない事もありますので、お金と時間に余裕のある方はスクールを受けて良いと考えます。
ただ、就転職だけはくれぐれも期待しないで下さい。
SNSや人づてで紹介してもらうのをオススメします。
勉強会やもくもく会に参加して実力をつけて、知り合った方経由でどこかに入れてもらうのが、僕はいいと思います。
適正・センスもそうですが、好きになれないのに無理にやらなきゃいけない状況ほど辛いものはありません。
なので、せめて1年くらいプログラムを弄り触り作り続けて、楽しく無理なく続けられたら、そこで改めてプロエンジニアを目指すべきか考えるぐらいが良いかと思います。
評判の良いスクールを簡単にご紹介
最後にSNSやネットの情報で知った範囲では、評判の良かったスクールをご紹介します。
G’s Academy以外は僕が通ってた訳ではなかったので、あくまで耳にした口コミレベルです。
- サークルアラウンド
- DIVE INTO CODE
- QUELCODE
- G’s Academy (ただし経歴や飲み込みの良さ、能力に自信があってたっぷり時間をかけれる人向け)
〜追記〜
縁あって、QUELCODEさんでスクール受講することになりました!
参考までに。
これが最後のスクール受講と確信しています。(突然機械学習系とかに興味もったり、趣向の違う面白いスクールがあれば絶対とは言い切れないですがw)
目的としては、
- 自分の作りたいプロダクト(情報サイト、Webサービス)を作る下地の力をつける
- 独学では学べないプロ水準のコードの書き方、手法を身につける
- 実際に簡単な仕事を受注して納品する経験をつけてみたい
- アドバイスをもらいながらWordPressの自作プラグインやテーマ開発にチャレンジする
- PHPをイチからみっちり学んで身につける
- GithubやSourceTreeなどのツールを用いたチーム開発ができるようになる
- 私・企業双方にとって良いお話であればエンジニア転職を目指す
ということで、自己投資として必死に頑張ることにしました。
エンジニアになれるかどうかは自分次第ですが、とりあえず自分のエンジニアリング能力向上を最優先に修行していく所存です!
QUELCODEについて知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい!
もしスクールについての悩み・不安があれば、実際にスクールからエンジニアに転職された方にお話をお伺いするのが良いかと考えます。
この方は、プログラミングスクールを経て未経験から現役エンジニアへと転身されたヒツジさんです ↓
スクールや就転職で悩みをもった方に対して、とても丁寧に対応されています。
ツイートやブログをみて、プログラミングスクール事情や未経験者のエンジニア実務に関して大変参考になりました。
アラサー未経験の人で、スクールからエンジニア就転職を目指されている方は、実際にスクールに通ったことのある人と会って話を聞いた方がいいです。マジで!!
最後に一言!
この記事自体もそうですが決して鵜呑みにせず、「信用できる人に相談したり」、自分で調べて考えて足を使って行動してから判断するようにしましょう!
大事な事なので2回言います!
「信用できる人に相談したり」、自分で調べて考えて足を使って行動してから判断しましょう!!
プログラミングを身につけて、エンジニアへの就転職をしたい。
新しいサービスを作ってみたい。仕事で役立てたい。趣味として学びたい。
という方が、目的を達成される事を願っています。
〜追記〜
無事エンジニア転職に成功しました! 退職エントリも兼ねて書きましたので良かったらご覧下さい!!
※他の関連記事もご紹介します!
未経験からエンジニア転職する人向けに経験者としてアドバイスをまとめました!
僕のエンジニア転職失敗談です ↓