「儲かるECサイト」運営講座 を読んでペルソナを意識したコンテンツを作ろう【書評】

儲かるECサイト運営講座

仕事や趣味の合間を縫って、2年9ヶ月ほど継続してブログを書いてます。ktgです。

ただ、つらつら日記調に書くだけなら、文章さえ思いつけば気ままに続けられるのですが。

一転、明確な目的・目標などをたてると、達成する為に必要となる知識、知っておきたい情報・ツールの多さに驚きます

  • Webに関するテクニカルな知識(HTML, CSS, javascript, PHP, iQuery, サーバー関連…)
  • 読者を集める為のマーケティングについて
  • サイトデザイン関連の知識
  • 文章力、説明力、企画力、構成 …

う〜ん、まだまだ挙げたらキリがありません。。ということで、様々な専門書を読んではトライ&エラーの繰り返しで、コツコツ知識と経験を蓄えている最中。

そんな中、インターネットを使ってモノを売りたい人にピッタリな一冊をご紹介してもらいました!

株式会社 秀和システム様より【「儲かるECサイト」運営講座】を献本して頂いています。

先にさらっと詳細を説明しますと、インターネットを利用して商品を販売する為の教科書となる一冊です!

マーケティングに関する内容を中心に、

・ECサイトの運営論 ・サイト分析(ツールの使い方) ・SEO関連 ・SNSの活用方法 ・メルマガ戦略 ・広告戦略

他にも盛りだくさんの、多岐に渡る内容です。

著者は、それぞれECサイト運営において実務経験の深いお二方(鈴木利典さんはたけやま よりえ さん)に、監修はブログ飯の著者として有名な染谷昌利さん。

ECサイトを運営したい方はもちろん、

マーケティングの知識を学びたいブログ運営のヒントを得たいブロガーメルカリやヤフオクで上手にモノを売りたい人、といった方の利用や勉強にもオススメな、本書の書評を綴ります。

どうぞご覧下さい!

本書の特徴

構成について

chapter1 ~ 9 + エピローグ という構成になっています。


chapter1:「結果の出るECサイト」とは、そもそもどういうものなのか?

chapter2:運営方法や商品企画について、もう一度ちゃんと考えよう

chapter3:サイトの作りとデザインを「見やすく」「分かりやすく」「買いやすく」しよう

chapter4:検索流入に最重要のSEOとコンテンツ・ファン戦略ためのSNSは理解できてる?

chapter5:売れるサイトにしていくために、商品を見直そう

chapter6:広告と販促がちゃんとできていないサイトに、お客はこない

chapter7:アクセス解析や各種ツールを有効活用して、運営を効率化しよう

chapter8:スマホの役割とパソコンの役割をきちんと把握しよう

chapter9:押さえておきたい、O2Oとオムニチャネル

エピローグ:コンサルタントやセミナーも活用する


重要度について

右上に重要度を表すカートの図があります。

重要度について

3段階で分けられていて、それぞれ黄色くなっているほど重要となります。

いきなり全部を読んで、すんなり理解するのは難しいので、まずは興味のある内容や、重要度が3段階ある項目から読んでみるのがオススメです。

ちなみに、重要度がMAXのページは、

chapter1: p10, p13, p17, p19, p29, p33

chapter2: p38, p44, p51, p56, p59, p62, p68

chapter3: p80, p83, p88, p109

chapter4: p113, p115, p123, p143,

chapter6: p201, p205, p218

chapter7: p218, p224, p227, p255

の合計 28パートです。

全く知識のない方がイチから学ぼうとする場合、これらのページから読み始めることを推奨します。

著者のアイコンでそれぞれ説明がある

鈴木さん、はたけやまさんの解説が、それぞれ可愛いアイコン付きで紹介されています。

鈴木さんのアイコン

鈴木さんのアイコン

はたけやまさんのアイコン

はたけやまさんのアイコン

コミカルになって、文字がずらりと並んでいるよりも、楽しく読みやすくなっています。

本書の説明も、それぞれバランスよく分かれています。一人の著者に偏ってない分、飽きずに読み込めると感じました。

オススメポイント

本書を読んだ私のオススメポイントは、section5の「コンテンツSEOについて知ろう」です。

コンテンツSEOについて知ろう

自分の作ったECサイトの、メインターゲットは誰か?

男性? 女性? 年配の方? 若者? 学生? 子供?

ターゲット層に響く商品、説明、構成などになっているか?

といった事を考え、相手に合わせたコンテンツを作る事が大切だと学びました。

ECサイトに限りません。

ブログでも全く同じことが言えますし、仕事では全般的に応用できる考え方です。

営業職であればお客様。事務職であれば、関わる社内の人。

という風に、「相手の立場にたって物事を考え行動する」という事が重要です。

ですが、これがとても難しい… どうしたら、実践できるのか?

そんな考え方を身につけるための、ヒントとなる記述がたくさんあり、改めて学ぶ事ばかりでした。

感想

率直に、とても読みやすい本です。

各種アクセス解析ツールについても触れており、少し専門的な内容となる項目もありましたが、極力分かりやすく記載されていたと思います。

私も、本書で初めて知ったツールを早速使っています!

実務に使えるテクニカルな記述もあり、ECサイトの実務経験者の方がみても参考になるのでは、と感じました。

これからECサイトを立ち上げようと考えている方から、マーケティングにちょっと興味があるってぐらいの方まで、幅広くオススメできる本書。

興味がでた方は、ぜひ読んでみて下さい!