こんにちは、ktgです!
一生の間で、2人に1人が感染してしまうと言われている、現代病のがん。
僕の母も、昨年悪性リンパ腫により亡くなっています…
そんな折、会社から「がん検診のススメ 第3版」を貰いました。
ふと読んでみたところ、とても分かりやすく説明がまとめてありましたので、
この冊子の説明や、自分で学んだ知識を踏まえて、ガンの正体と予防について、誰でも2分ぐらいで分かるように短くまとめてみました!
忙しい人、流し読みでさっと確認したい人にオススメです。
どうぞご覧下さい!!
がん検診のススメのリンクです
冊子は一冊108円で購入できるのだそう(送料別)。
とても分かりやすく説明されてましたので、気になった方は読んでみるのをオススメします!
Contents
忙しい人の為の がんの正体と予防
パッとみて分かるよう、要点をまとめてみました!
- がんとは… 死なない細胞のこと
- 増え続けて塊となり、他の臓器の機能を阻害する
- 日本男性の約3人に1人、女性の2人に1人がなる
- 高齢者になるにつれ、発症する確率が上がる
- 男性の5割以上、女性で3割弱が生活習慣で発症
- タバコ、ダメ絶対!
- お酒飲みすぎイクナイ…
- 野菜、果物ちゃんと食べよう!
- 塩分、熱いもの控えめに
- 適度な運動大事!
- 遺伝は5%程度
- どう頑張ってもなってしまう事はある…
ということです。さらにさくっと要約すると、
がんは他の臓器に悪さをする細胞の塊
↓
約半分の人がなる病気
↓
生活習慣が原因でなりやすくなる
↓
そうならない為に予防大事!
↓
タバコ辞めよう、お酒控えよう、食べ物バランス良く、運動もしよう
以上!!
ここまで、大体2分以内で理解できたのではないでしょうか??
ご視聴ありがとうございました!!
いやいや、、もうちょっと詳しく知りたいよ〜! という方!
分かりました!! もう少し突っ込んで説明していきます。
ガンについてもうちょっと詳しく
ガンは細胞の塊と説明しましたが、なぜ出来るのでしょうか??
人間の体は約60兆個の細胞でできています。傷つくと治そうとするし、毎日1~2%が死んで細胞分裂が起こります。
しかし、細胞分裂のコピーミスや大きなダメージを受けると、傷を回復できなくなります。
特定の箇所に傷ができると、細胞は死ねずに分裂を繰り返し増大していきます。
さらに大きくなると、塊となって他の臓器の働きを阻害します。
これがガンの正体です。
がんになるとげっそり痩せてしまう人が目立ちますよね。
なんでかというと、従来必要とされている栄養素を、がんが何倍も奪ってしまうからです。(悪液質)
悪液質については、以下のサイトが分かりやすいです
がんに関するデータについて
がんに関するデータについて正確なエビデンスを知るべく、国立がん研究センターの、最新がん統計をまとめてみました!
こちらによると、
がん死亡率
生涯がんで死亡する確率は、男性25%(4人に1人)、女性16%(6人に1人)
年齢別死亡率
男性が、
50歳まで0.5%
60歳まで2%
70歳まで6%
80歳まで15%
生涯で25%
女性が、
50歳まで0.7%
60歳まで2%
70歳まで4%
80歳まで8%
生涯で16%
がん発症率
生涯で、男性が62%、女性が46%。
部位別でみると、
【男性】
1位:胃がん(11%)
2位:肺がん(10%)
3位:大腸がん(9%)、前立腺がん(9%)
【女性】
1位:乳がん(11%)
2位:大腸がん(7%)
3位:胃がん(5%)、結腸がん(5%)、肺がん(5%)
がんの5年相対生存率
男女計で62.1%(男性59.1%、女性66.0%)
※2006年〜2008年にがんと診断された人
部位別でみると、生存率が高いのが、
1位:前立腺 97.5%(男性)
2位:皮膚 92.2~92.5%(男女平均)
3位:甲状腺 92.2%(男女平均)
逆に生存率が低いのが、
1位:膵臓 7.5~7.9%(男女平均)
2位:胆のう・胆管 21.1~23.9%(男女平均)
3位:肝臓 30.5~33.5%(男女平均)
※男女共に発症率の高かった、胃がん、肺がんは、
胃がん 63~65.3%
肺がん 男:27.0% 女:43.2%
データから分かったことまとめ
- 男女とも高齢になるとがんになりやすくなる
- 男女でそれぞれ発症しやすい部位が異なる
- 若い頃は女性の方がなりやすく、高齢になると男性が多く発症する
- 皮膚、甲状腺は助かりやすく、膵臓はほとんど助からない
がん発生の主な要因
がん検診のススメにあるデータによると、
喫煙:男性 29.7% 女性 5.0%
感染:男性 22.8% 女性 17.5%
飲酒:男性 9.0% 女性 2.5%
塩分摂取:男性 1.9% 女性 1.2%
その他の要因:
過体重・肥満、果物摂取不足、野菜摂取不足、運動不足
といった要因が挙げられています。
タバコはがんの元
これまでのデータを鑑みて、特に注意したいのは肺がんです!
生存率が低く、かつ発症率が高い傾向にあります。
要因としても、喫煙による要因が男性では約3割と非常に高いのが特徴です。
厚生労働省のがん対策推進協議会 資料によると、
↓↓↓
<がんの予防法2>
喫煙:たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
飲酒:飲酒をする場合は、節度のある飲酒をする。
食事:食事は、偏らずバランス良くとる。
塩蔵食品、食塩の摂取は、最小限にする。
野菜や果物不足にならない。
飲食物を熱い状態でとらない。
身体活動:日常生活を活動的に過ごす。
体形:成人期での体重を適正な範囲で管理する。
感染:肝炎ウイルスの検査を受け、感染している場合は専門医に相談する。
機会があれば、ヘリコバクター・ピロリの検査を受ける。
(現状・課題)
生活習慣の中でも、喫煙は、肺がんをはじめとする種々のがんのリスク因子となっていることが知られている。また、喫煙は、がんに最も大きく寄与する因子でもあるため、がん予防の観点から、たばこ対策を進めていくことが重要である。平成28(2016)年8月にまとめられた「喫煙の健康影響に関する検討会報告書4」の中では、受動喫煙によって、非喫煙者の肺がんのリスクが3割上昇すること等が報告され、受動喫煙と肺がん等の疾患の因果関係を含め、改めて、受動喫煙の健康への影響が明らかになった。また、同報告書においては、受動喫煙を原因として死亡する人が日本国内で年間1万5千人を超えるとの推計がなされており、がんの予防の観点からも、受動喫煙防止対策は重要である。
とあるように、喫煙は自身のがん発症率を高めるだけでなく、受動喫煙でがんを引き起こすリスクがあります…
タバコを吸い続けるのは各人の自由ですが、せめて他人に煙を当てないように気をつけましょう。
女性は乳がんに注意
乳がんは、比較的若い女性でもなりやすいがんですので、注意が必要です。
主に肉食が増えたことが原因で、40年間で約7倍も増加した模様。
セルフチェックをして定期的に確認しましょう
終わりに
2分で分かるといっておきながら、詳しく書こうと調べてたら長々とした説明になってしまいましたが…
がんは誰にでも起こり得る身近な病気で、普段の生活習慣が大きく影響する。という事が、お分かり頂けたかと思います。
いつまでも健康で元気にいられるよう、日頃から意識して予防に努めましょう!
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