仮想通貨ユーザーの方、これから始めようと考えている皆さま、こんにちは!
株式投資歴10年、仮想通貨歴8ヶ月のktgです。
1月26日には、コインチェック社の保有している5億2630万相当のネムが不正アクセスにより外部流出という、類を見ない大規模な盗難事件が発生しました。
コインチェック盗難の被害者になった時の記事はこちら ↓
https://ktg6.com/entry/2018/02/03/231348
盗難されてしまった背景にセキュリティーの瑕疵があったのですが、そもそも以前から不安定であった事がよく分かります。
当初、完全に終わった… と諦めていましたが、なんと補償が実現し、一部通貨の取引再開が決定。
3月12日にネムの補償金(1ネム=88.549円)が支払われ、一部通貨の取引も無事再開しています!
かくして、数100万人にも及ぶユーザーを巻き込んだ事件は、何とか収まりました。
ともすれば、あっさり紛失してしまうかもしれないデジタルの資産。大切な資産は、やはり自分自身でしっかり守るしかない!
という事で、遅まきながら、今回の事件後すぐにLedger Nano S というハードウェアウォレットを購入することにしました。
今回の事件をきっかけに、売り切れ続出となったハードウェアウォレットの一つ、Ledger Nano S!
実際に購入して、使ってみましたよ〜。
そこから感じたことやLedger Nano Sの使い方、初期設定の方法を、なるべく分かりやすくまとめておきます!
これから使ってみようと思って検索し、ページをみてくれた方の参考になれば幸いです。
どうぞご覧下さい!!
Contents
Ledger Nano Sの購入方法
まずは購入について。
これは、どのサイトでも同じ事を言ってますが、公式サイトから新品を買う! これ一択です!!
間違っても、メルカリ(そもそも出品を禁止されている)やアマゾン(細工されている可能性がある)から安易に買ってはいけませんよ!
購入時の状態
買って届いた最初の状態です。
側面
裏面
開けてみると…
こんな感じで、本体が収納されていました。
中身です。
USB接続ケーブルやストラップといった付属品に加え…
一番左にあるのが、超重要のリカバリーシートです!
その他、説明書などがついていました。
こちらが、お買い上げ明細書と、
オーナー登録の用紙になります。
こちらを登録することで、アップデート情報が配信されます。ぜひ、ご登録を!
Ledger Nano S 本体について
次に、本体の紹介をします! じゃ〜ん!
表面
裏面
広げると…
裏面
このようになっています。
液晶画面に文字や数字が表示されますので、確認しながら操作することになります!
初期設定の操作方法について
みなさまが一番気になって調べているのが、どうやって使ったら良いのかという操作方法でしょう。
初期設定の手順をイチからできるだけ分かりやすく説明します。
確認してもらいながら、一緒に操作して頂ければと思います。
操作については、下の画像にあるように、ボタンを同時押し、片方押しで操作していきます!
①USB接続ケーブルでPCと繋ぐ
接続ケーブルを繋ぐと、Ledger Nano S本体が表示されるようになります。
左右に2つのボタンがあるので、同時押しをします。
すると、説明文が流れるようになります。
説明文①
訳:Ledger Nano Sの操作はサイドボタンを使います
説明文②
訳:(ボタンを押すことで)画面を操作することができます
説明文③
訳:左右のボタンを使って、値を変更したり、
説明文④
訳:それぞれリストが表示されて、そこから選択することができます
③Configure as new device と出るので右ボタンをクリック
新しいデバイス? と聞かれるので、右ボタンをクリックします
④PIN codeを決めて入力する
Choose a OIN code と出たすぐあとに(画像なくてゴメンなさい…)、以下の画面が出ます
4桁以上、8桁未満の間で、好きな数字を決めて入力していきます。
数字を直したい時は、ボタン片方押しで×が出てきますので、そこで同時押しをします
この数字は、Ledger Nano S を起動するにあたり、毎回入力することになりますので、必ず忘れない、間違えないように馴染みのある数字(できれば長い桁が良いです)にしましょう!
⑤PIN codeを再入力
Confirm your PIN codeと出るので(画像なくてゴメンなさい…)、ここで同時ボタン押し→パスコード再入力します。
⑥リカバリーフレーズをメモする【最重要】
ここで、今回最も重要となるリカバリーフレーズについて、説明します!
全部で24個の英単語が、順番が決まっている状態で設定されています。
それをメモするのです。
リカバリーシートの見本
こんな感じで、予め短い英単語のフレーズが24個登録されていますので、Ledger Nano s を操作して表示させて、一個一個メモしていきます。
この時の操作方法は、
ボタン片方押し:リカバリーフレーズのナンバーを移動する
ボタン同時押し:リカバリーフレーズのメモを完了する
動画でも詳しく解説されていますので、確認しておきましょう! (7:32からリカバリーフレーズの説明)
www.youtube.comこのメモを忘れる、紛失する、間違えて記録すると、最悪二度と仮想通貨を取り出せなくなってしまう恐れがあります。
ぜひ、間違いのないように、慎重に行いましょう。
※僕がメモした時は、ゆっくりやって1時間以上かかりました。1時間半ぐらいは時間に余裕をもって作業にとりかかりましょう!
⑦リカバリーフレーズの確認作業
リカバリーフレーズのメモが終わると、次は正しいフレーズが記録できているかの確認をすることになります。
Select word #◯ ◯◯◯◯◯ と出てくるので、
どちらかのボタンを押して、正しいフレーズが出るまでスクロールさせます。
正しいフレーズが出たら、ボタン同時押しで確定です。
どのナンバーが出てくるかは、ランダムで毎回違うのですが、間違えずに正しいフレーズを選択しましょう!
⑧準備完了の合図が出てくる
問われたリカバリーフレーズを正しく入力できたら、「Your device is now ready」と出てきます。
これで準備が完了しました。この表示が出たら、ボタン同時押しで先に進みます。
以上で初期設定は無事完了です!
お疲れ様でした!!
※仮想通貨を預ける前に、わざとパスコードを間違えて、記録したリカバリーフレーズでログインできるかどうか、必ず1度確認することをオススメします!
やり方については、また別の記事で説明するので、ここでは省略します。
⑨コインの選択画面が表示される
Ledger Nano s の基本画面が表示されます。
Ledger Nano S を使う時、この画面が最初に出てくる画面となります。
ウォレットアプリの送金 操作方法
ここからは、ウォレットアプリ Ledger Managerを使って操作していきます。
【注意】
インストールするためには、Google Chomeが必要となります。
Chomeを使える状態にしておきましょう。
Ledger Manager
右上のボタンを押して起動させます。
※注意
Ledger Managerを起動しても、画面が切り替わらない場合、端末側でパスコードを入力していない可能性があります。
端末をみてこうなっていたら、パスコードを入力しましょう。
ここからは、アプリの操作手順を説明します。
まず、画像のように保管したい通貨の横にある↓マークをクリックします。
今回は、ビットコインキャッシュを追加してみます!
その後端末をみてみると、
このように追加されました!
同じ要領で、自分が保管したい通貨を増やしていきましょう!
次に、肝心の仮想通貨の受信方法について!
Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins をインストールします。
次の画面に映るので、右にある「アプリを取得」を選びます。
インストール画面が現れますので、インストールして下さい。
Chromeの画面が出ますので、右にあるアイコンでアプリを起動させます
以下の画面が現れますので、端末に戻ります。端末でPINcodeを入力します。
イメージ図です。Ledger Manager同様の手順です。
端末で管理(送信・受信)したい通貨を選択(ボタン同時押し)します。
PCやスマホに、管理画面が表示されるようになります。
ここで、「受信」を選択します。
すると、QRコードやアドレスが表示されます。
早速アドレスをコピーして送信してみます。が、注意点があります!!
万が一、コピーの範囲や文字などを間違えて、意図せずに存在するアドレスに送ってしまった場合、最悪戻ってこないことも…
そうならないよう、何回も確認して、アドレスを正しく入力できるようにしましょう!
今回は、私がメインで使っている仮想通貨取引所の、ビットポイントから送信してみます。
0.01BTCを送信!
しばらくして、Ledger Wallet Bitcoinに戻ってみると、
ちゃんとビットコインが受信されています! これで、大切な仮想通貨をLedger Nano s の中に保管することができました!
お疲れ様でした! 以上がLedger Wallet Bitcoin & Altcoins の(受信)操作方法になります!!
リップルを保管できる数少ないハードウェアウォレット!
僕が当初求めていたのは、リップルが保管できるハードウェアウォレットでした。
「リップルをハードウェアウォレットに保管」となると、現状Ledger Nano Sしか選択肢がありません。(2018年 3月15日現在)
Ledger Nano Sの取り扱っている通貨は、現在25種類。主要な取り扱い通貨では、
- ビットコイン(時価総額1位)
- イーサリアム(時価総額2位)
- リップル(時価総額3位)
- ビットコインキャッシュ(時価総額4位)
- ライトコイン(時価総額5位)
- ネオ(時価総額7位)
※2018/3/15時点
などを扱っています。
セキュリティー上、どうしても紛失の不安がつきまとう仮想通貨。
自身の大事な資産を守る為にも、あって安心・安全のハードウェアウォレットを活用して万全の保管を心掛けましょう!
以上、Ledger Nano S の使い方、ブロックチェーンやウォレットの解説をふまえた記事でした〜!
Ledger Nano S の日本語公式サイトです