1996年に発売した、ペルソナシリーズの初代にあたるこのゲーム。
当時、RPGは
ファイナルファンタジー、ドラクエ、ロマサガ、クロノ・トリガー、聖剣伝説
ぐらいしかやった事のなかった私にとっては、色々考えさせられる事が多く、深いRPGでした。(スクウェアばっかですw)
そんな思春期前に悪戦苦闘したゲームである、女神異聞録ペルソナについて振り返ってみようと思います。
Contents
1996年の思い出
1996年は、ちょうとプレステのソフトをやりはじめた頃でした。
この時期発売したものですと、
- バイオハザード(借り物)
- DX人生ゲーム
- ロックマンX3(借り物)
- ストリートファイターZERO2
- 新スーパーロボット対戦(Myスパロボデビュー作)
などが記憶にあります。話が大分脱線しますが、
邦楽はCDバブルの全盛期真っ只中で、シングル1位がミスチルの名もなき詩(230万枚)。ミリオンヒットが非常に多い年で、19位までがミリオンヒット。
ちなみに、97年が16曲(CAN YOU CELEBRATE?が1位で222.3万枚)。
95年はなんと歴代最多の28曲(LOVE LOVE LOVEが1位で235.1万枚)。
1995年 年間CDシングル/アルバム/トータルセールス/VIDEO/カラオケ/作詞家・作曲家・編曲家 ランキング
アトランタオリンピックも開幕。といった背景です。
いい時代ですね〜戻れるなら戻りたい。。
ペルソナを知ったきっかけ
当時、女神転生シリーズなど知る由もなく。
もっぱらスクウェアのゲームをやって友達とウェイウェイしていた私が、この作品を知ったきっかけは、友達の家でプレイをみていたから。
確かその時は、ちょうど雪の女王編に突入する分岐点でした。いま考えると当時セベク編クリアした友達すげ〜。
当時の僕は敵が出たら「戦う」or「逃げる」という発想しかなかったのですが、
「会話」するという選択肢があったのが、なんとも面白く感じたのですね。
ほぼ全ての悪魔と会話でき、会話パターンも膨大に用意されている。
さらに学園物として、仲間との掛け合いがなんか楽しい。
なので、購入を決意しました!
それまでは、RPGで詰まった経験はあまりなく、(ドラクエ3でデータが消えてどうしても先に進めないのを除く…)
ペルソナについても難易度が高いという認知がなかった為、この先地獄をみることになるとは、夢にも思いませんでした…
最初はサクサク進むも…
序盤は問題なく進められていました。途中からお花畑の攻略本をみて進めました。
参考までに
というか、攻略本なしだとダンジョンが途方にくれます…
最初の難関とも言える、セベクビル(モーショボーのバイナルストライク連発…)の時は攻略本を持っていなかったので、けっこう辛かったですね。
このぐらいから、理不尽な敵が出没しはじめてきます。
理不尽な攻撃で全滅という名の時間を奪う敵たち…
懐古主義な私は、昔ながらのクソゲーっぷりも愛おしく思うことがあるのですが、いまやったら発狂するだろうな〜と思う事間違いなしです。
ちょっと思いつくままにあげてみます。
悪霊系ファック! (いやもう死んでるかw)
- モーショボーのバイナルストライク連発
→パーティーが壊滅状態になり、その後の全体魔法で全滅…
- ブキミちゃんの自爆
→パーティーが壊滅状態になり…
- はなこさん
→マイエイハでエライ目にあった…
- 最恐クチサケ×5のマハムド
→バックアタック食らったら …以下略。
クチサケが後ろにいる時は、他に行動パターンがない為、ほぼ確実にマハムドを打ってくるのが辛い…
- グリーミーズ
→終盤のアヴィデア界深層でマハジオダイン、ヘルズアイズのコンボにて全滅経験アリ… 2時間以上が飛んだw
などなど。
挙げたらキリがないのです。
雑魚敵が強く、一撃死の攻撃が多く、かつ復活が難しいので難易度が高いです。
鬼エンカウント・複雑なマップ
そんなこんなで、鬼畜な戦闘を潜り抜けようにも、数歩あるいたら敵がでてきます。
スーパーサイヤ伝説ばりのエンカウントです。時間かかって仕方ね〜。
これを攻略本なしで初見でマップを埋めていく人はマゾ以外の何物でもないでしょう…
カーマ宮殿あたりから、落とし穴がではじめて、複雑になっていきますし。
セーブポイントが少なすぎ
全滅するのは仕方ないにしても、セーブポイントが少なすぎるんですよ、ホント!
ダンジョンの初っぱなにあるだけで、あとはなし、なんてザラ。
鬼エンカウント+悪戦苦闘の戦闘+複雑なマップで疲労した末の全滅…
なんてのも、決して珍しくないのです。
雪の女王編はさらに厄介で、一時中断になってしまいます。
これは、一回再開したらセーブしたデータが消えてしまうという、謎の仕様。
まぁ、中断データをコピーすれば良いのですがね。
マナの城では、ボスを倒した後の帰り道で全滅して心が折れてしばらくゲームを辞めた思い出があります。
雪の女王編でも、タナトスの塔でファッキンな全滅にあい… 以下略。
手に汗握る緊張感と面白さ
苦戦はしますが、その分上手く切り抜けたり、話が進んだ時はひとしお嬉しかったものです。
このへんは、鬼畜難易度のゲーム攻略ならではの達成感といえるでしょう。
初めて降魔した時に使うペルソナのワクテカ感。
音楽が地味に良い
地味かどうかは人それぞれですが、とても多彩で臨場感あふれていて、ゲームをやり抜く原動力となりました。
武多戦ではじめて聞いた「死線」は戦闘そっちのけで感無量!
FIGHTを選ぶとミュージックチェンジで激しくなる演出がたまらない。
ストーリー、世界観、キャラクターの良さ
学園物無個性セリフなし主人公という事で、自身が冒険している感を味わえます。
当時、小学生でしたが高校生になるのが楽しみでした(なってみて部活一筋で現実とのギャップを思い知りましたが…)
途中での問いかけが深い。
Q.なぜ生きているのか?
A.その答えを探すため
かっこいい! そんな事をさらっといえるようになりたいものです。
キャラクターも非常に個性的で、南條君とマークの掛け合いは特に面白い!
ブラウンも過去の話がでてきて、みな光と影があり、考えさせられる事が多かったです。
大学4年のニート期間になんとかクリアした
小学生の時にやりはじめたゲームですが、クリアしたのは大学4年時。
単位を取り終え、就活も無事終了し、バイトもしなかった。
とにかく時間があって、モラトリアム最後の自由な時をどう過ごすか。やり残した事をしようと考え、ゲームにチャレンジしました。
このごろは、インターネットのサイトも調べる事ができたので、時間さえかければ難なくクリアできました。
プレイ時間はセベク編、雪の女王編、ともに50時間は超えていたと思います。
全滅なども合わせると、もっといくでしょう。合計100時間以上。ひぇーいまとなってはもうできないや。。。
エンディングも感動的で、この映画を観終わった後のような余韻は、コンシューマーのゲームならではの醍醐味でしょう。
まさに総合芸術。
思い出はいつ振り返っても良いものだ
もうプレイする気にもなれない中、ゲームのプレイ動画投稿や実況が台頭してきており、私はそれをみて満足してしまっています。
特にこの縛り動画は出来が非常に良く、時間を忘れて楽しめました!
とはいえ、ゲームばかりで時間をとられてはいけない厳しい現実がありますので、そろそろ失礼します。
また気が向いたら、当時ハマったもののレビューなども書いてみます。