〜数ヶ月後〜
職場では誰からも「良い人」ですね〜と言われる。だれの言う事もYesから入り、Noが全然言えない人。
いますよね〜結構多いですよね〜報われない人…
え、そんなこと言う僕はどうなんだって?
ええ、正にそんなタイプの人間でしたw
すっごく人目を気にして、嫌われないように気を遣っていましたよ〜。。
結果、消極的になってパフォーマンスが上がらないことも多かったですね… 振り返ってみると。
そんなタイプの人は、嫌われてもいいから自分に嘘をつかず堂々と日々を過ごすと、一気にパフォーマンスの上がる可能性があります。
仕事がそれなりに回せるになった今でも、人目を気にしたり、自分の評価を気にする事は少々ありますが。
あまり人目を気にせず堂々と過ごすようになった結果、はるかに仕事は捗りました!
このような悩みは、気弱で仕事を抱えがちなタイプの人にとって、避けて通れない問題だと思います。
どういった経緯でそうなったのか? そんな事できるのか?
あくまで僕の一例ですが、何か参考になれば。
Contents
きっかけ
プログラミングを始めたのが転機でした。
勉強しだしてから、とにかくやる事が増えること増えること…
ど素人がイチから働きながらなので、とにかく時間が足らない。人付き合いなどで消費する時間が惜しくなった。考え方がドライになっていった。
人間1日24時間はだれでも平等に訪れて、毎日当たり前のように使い切っていく。
だから、どう使うのか…?
時間の使い方がとても重要です。ダラダラする時間を減らして、常に頑張っていれたら理想的ですが…
そんな感じの状態が続けば、みえないダメージですり減ってしまう事もたくさんありました。
人付き合いから断捨離していった
時間をとる大きな要素は、
- 仕事
- 睡眠
- 人付き合い
- 日常生活(食事、風呂、掃除洗濯、買い物、趣味、その他活動)
などが大半を占めます。どれもコントロールができそうで、中々難しいもの。
そこで僕は、自分次第でコントロールしやすく、時間の節約効果が高い「人付き合いにかかる時間」を減らします。
具体的には、
- 飲み会に参加しない。しても必要最低限の付き合いに留める
- 遊びの誘いを断る
- 適度に距離を置いて人付き合いする
という3点を実践しました。
最初は辛いが乗り越えると時間が手に入る
これはけっこう辛いです… 今まで、ノリ良く参加してた集まりは勿論、仲間内の会話すら疎遠になるのですから。。
周りから陰口を言われてないだろうか… 嫌われないだろうか… 孤立して寂しい…
最初はそんな感情に包まれます。ですが、我慢してやってみると、普段の行いを筋とおしていれば、案外問題ないのです。
最初はそう上手くいきません… 今まで喜んで参加していた集まりに突然欠席するなんて言えば、誰かしらは文句を言ったり、しつこく誘ってくるものです。
そこで、3の「適度に距離を置いて人付き合いをする」という点が、重要になってきます。
飲み会・食事会にいかないキャラになる
人間、何らかの組織に属している以上、避けては通られない「しがらみ」が発生します。私の例でいうと、職場に派遣社員さんが大勢いる部署にいた時。
当時の派遣社員さんは主婦の方が多く、家庭の事情などでパッと退職→穴埋めで新規採用といった、人の入れ替わりが激しい。
さらにアットホームな職場なので、グループ単位で歓送迎会がよくありましたね。
その集まりにコツコツ顔を出すと、毎回一定の時間が消耗してしまいます。
なので、なるべく飲み会や食事会の類を断るキャラに変更。
あいつは、誘っても基本こないやつ…
と思わせれば占めたもの。みんなが参加している食事会や飲み会に参加しないというのは、かなり孤独感が高いのですが…
断るのも勇気やパワーがかかりますが、いかないのが自然。となれば、そこで気にする労力が少なくなってきます。
強制力のある群れから離れる
どうしても断りづらい会合もあります。
そういう時は楽しんで参加するようにしました。
が、そんな集まりが頻繁に起こりうる組織からは、思い切って距離を置きました。
所属組織内で自分の立場が低ければ非常に断りづらく、Noといえず、ずるずる付き合うので時間はかなり消耗します。
このままでは、ずるずる時間だけが過ぎていってしまうとおもったので、
勇気を出して、得るものの少ない組織の会合からは離れていきました。
というか、やりたい事を達成する為には離れざるおえない状態でしたが。
ドライになり嫌われてもいいと思えるようになった
おかげで結構な時間が作れるようになりました!
いつも、週末は人付き合いで5,6時間。
いや、それ以上消耗していた事もありましたよ。
時間泥棒であった予定がなくなった事で、一気に自由度があがり、やりたい事に打ち込めるようになります。
すると、次第に相手に対してNoという事に慣れてきます。相手の顔色を伺って気を遣って身動き取れなかった状態が、一気に軽くなりました。
・頭がクリアになる ・時間が作れる →・アウトプット量が上がる ・正確性が良くなる ・早くなる
仕事でも同じ感覚で過ごすと、ある時自分の身に起きた変化に気づきます。
そう、仕事ができるように!正確には、仕事を効率良く回せるようになりました!!。
これは経験して分かったのですが、人間、強気で出れる方が断然頭が働きます。
そりゃそうですよね。緊張してガチガチ、おどおどしている状態で、テキパキ判断を下したり処理ができるはずもなく。
僕の場合、プログラミングがきっかけで時間が惜しくなり、時間を手にいれる為に人付き合いを避けた結果、
人から嫌われることがどうでもよくなって、気にならなくなりました。
(いや、厳密には気にしてしまいますけど、どうでもいいやと思えるようになった)
また、やらなくてもいい仕事はなるべく抱えない(とはいっても、ゴネて人に押し付けるようなマネはNG)ようにしたら、時間が生まれてその分を、
- 他の仕事に回す
- 確認を入念に行う
- 先行する
といった風に振り分けた結果、
- 元々多かった凡ミスは減り、信用が上がった
- 緊急性は低いけど重要度の高い仕事に着手できた
- 先回りすることで、余裕をもって仕事が捌けた
- 帰宅時間が早くなり、やりたい事ができる時間が増えた
という効果が出ました。
PCでもスマホでも同じことが言えますが、メモリーが大きくなれば、処理が早い。逆もしかり。
「ストレスのかかるレベルの」しがらみ、気遣いを減らし、クリアにした方がいいのは明白です。
仕事ができれば官軍
仕事ができれば、発言力も立場もあがり、全てが優位になります。
仕事ができるというのは正義なのです。
逆に相手がこちらの顔色を伺ったりするなんて逆転現象も!
そうなれば、仕事でのパフォーマンスは正のサイクルで良くなる一方です。
ただ、仕事ができるようになると、自分のステージも自ずと上がってきます。
その分、難しい仕事が回ってきたり、さらにしがらみが増えるので、注意が必要です。当然、敵も増える…
性格は悪くなるかもしれない…
ここまで、良い点をあげてきたが、当然デメリットもあります…
人に対する思いやりが少なからず悪くなってしまいがちです。
職場を見渡せば必ず一人はいるはずの、性悪でボスタイプの人ほど仕事ができたりするもの。
本人はストレスを感じてないので、悠々自適に過ごしています。周囲は果たして…
自分だけ良ければそれで良い。という考え方ならば、「ジャイアンタイプ」になってもよいかもしれません。
そうでなければ、自分の行いが人に迷惑をかけていないかどうかは考えて行動した方がいいでしょう。
飲み会などは、自分が欠席しても誰も困らない状況だったら、遠慮なく欠席してもいいと思いますが。
これが、どうしても幹事をしてもらわないと全員が困ります… でな状況となると、ちょっと話が変わりますよね。(とはいえ、時間を作る為にはポンポンYesというわけにはいきませんが…)
バランス良く
僕はどうしても時間が欲しかったので極端になりましたが、本来そこまでする必要はないでしょう。
嫌われてもいいとはいえ、本当に嫌なやつになってしまったら、逆に仕事で不利な事がとても多いものです。
勿論、仕事に関係なく、人間関係が悪化してしまうのは避けたいもの。
なので、大きく角が立たなければいいや。ぐらいのノリで過ごしてみてはどうでしょう?
今まで、毎回行ってた飲み会も、3回に1回は断るルールをつけるとか。
仕事の頼まれごとも、「今回は」すみませんとたまに断る。時間ができたら、仕事を進める以外に人助けもするようにする。そういった行いがあれば、そこまで角を立てずに済みます。
ただし、これはフツーの範囲で生きていきたい人のお話。
飛び抜けてなんらかのNo1を狙うぐらいの志がある人は、トコトン周りを気にせず突っ走るべきかと思います。
終わりに
最後に。過去の自分含め、嫌われないように過ごす人の共通点をみつけました。
真面目でルールは絶対守るもの、という固い考え方の人に多い気がします。
それが日本人の美徳で、とても良い基本的な考え方と思うのですが… 話題になった、電通事件のように、冷静に考えれば防げた不幸を生む事も。
真剣にやる事はしっかりやり抜く。抜ける手はあえて抜く。
抜く事で、クールダウンとなり、メンタルは確実に休息できます。適当、いい加減を自分の意思で使いこなし、嫌われる事を恐れないで、厳しい社会を戦い抜きましょう!
考え方の参考になった本
為末大:諦める力
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諦める力
為末大 プレジデント社 2013年06月
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青木真也:空気を読んではいけない
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空気を読んではいけない
青木真也 幻冬舎 2016年09月08日
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岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著):嫌われる勇気
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嫌われる勇気
岸見一郎/古賀史健 ダイヤモンド社 2013年12月13日
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安達裕哉:「仕事ができるやつ」になる最短の道
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「仕事ができるやつ」になる最短の道
安達裕哉 日本実業出版社 2015年07月30日
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